6Feb
更新日2019-02-08
冬は、厚着をして暖かいところに入ることが多いので、汗をかくことが多いといわれています。また、厚着をしていると臭いがこもり、よりわきがの臭いが強くなることがあります。脇汗やニオイが気になる方は、夏も冬もしっかりとしたケアが必要です。
わき汗やにおいを抑える効果がある制汗剤は、欠かすことができないエチケットアイテムですが、最近はさまざまな種類のものが出ているので、どれを選べよいか迷ってしまうという方も少なくはないようです。ここでは、デオドラント(制汗剤)の種類や選び方を紹介します。
この記事の目次
ワキ汗のにおいの原因
汗は体から分泌されてすぐに不快なにおいを発するわけではありません。汗そのものはほぼ無臭です。ワキの汗も例外ではなくほぼ無臭です。
無臭の汗を悪臭に変えるのは、皮膚の表面に存在している常在菌です。常在菌は、汗や皮脂、垢などを餌にして分解物を生成します。この分解物がにおいの原因になります。
汗をかいただけではにおいは起こりませんが、かいた汗をそのままにしていると常在菌が増殖し、においの元になる分解物を生成し、においが発生するという仕組みになっているのです。
制汗剤には、収れん剤を使用して、汗腺をふせいで汗を減らす作用と、殺菌作用のある成分を使用して、皮膚の雑菌繁殖を抑えて、においの発生を抑える作用があります。
両方の作用を併せ持つ制汗剤もありますが、どちらか1つの作用しかない制汗剤もあるので、目的に合う制汗剤を選ぶということが大切です。
制汗剤の種類
制汗剤にはいくつかの種類があります。種類によって特徴が異なるので、目的に合ったものを選びましょう。ここでは制汗剤の種類別に特徴を紹介します。
スプレータイプ
制汗剤を皮膚に手軽に吹き付けることができるので、ワキはもちろんのこと、体のさまざまな部分に広範囲に使用することができます。
拭きつけるとひんやりとするものや、つけた後に肌がサラサラになるパウダーが配合されているものもあり、好みに合うような使用感のものを選ぶことができます。
シートタイプ
汗をかいてしまった肌のケアに適しています。汗のベタつきを拭き取ることができます。携帯しやすいタイプのものも多く出ているので、外出先でも気軽に利用することができます。
塗るタイプ
塗るタイプの制汗剤は、スティックやクリーム、ロールオンなどのタイプがあります。成分を肌にしっかりと密着させることができるので、強いにおいも抑えることができます。強いにおいが気になるワキや足などの使用に適しています。
ウォータータイプ
液体を手に取って直接肌に使用します。肌につけると爽快感があり、温まった体を冷やしながら汗を抑えることができます。さまざまな香りを楽しむことができるのも特徴の1つです。
目的に合わせて使い分ける
制汗剤を使用するときは、汗を抑えたいのか、においを改善したいのか、など目的に合わせて選ぶことが大切です。また、使用するタイミングや使いたい部位によっても適した制汗剤は変わってきます。
出掛ける前や人に会う前はスプレータイプが適しています。外出先でにおいが気になるときは、拭き取るタイプの制汗剤を携帯しておくと気軽に利用することができます。入浴後は液体タイプのものを使用するとひんやりとした使用感を心地良く感じることができます。
ワキガの強いにおいが気になるときは、強いにおいを抑えるクリームタイプの制汗剤が適してします。最近は殺菌効果が高く、においを強力に抑えるクリームなども販売されているので、気になる方はお試しをしてみてはいかがでしょうか。
使用の注意点
制汗剤は使用方法を誤ると肌トラブルが発生したり、逆ににおいが悪化することがあります。高い殺菌作用がある制汗剤を重ねて使用するうちに、常在菌の状態が変化してにおいが悪化してしまうことがあるので、使用量を守って正しく使用することが大切です。
何度も言いますが、制汗剤を選ぶときは、まず目的に合うものを選ぶことが大切です。また、使用感を楽しめる制汗剤も多く出ているので、気持ち良く使用できる制汗剤を選んでみるのもよいのではないでしょうか。
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