30Jun
最終修正日2018‐08‐27
50代の方に多い毛穴の悩みは、その大きさや数、毛穴の開きといったものです。こうした毛穴の大きさや数に関する悩みは、皮脂の分泌量に関係しています。
この記事の目次
乾燥しやすくキメの粗さが目立つ50代の肌
一般的に、10代から20代をピークに皮脂の分泌量は徐々に減り、更年期を迎える頃には皮脂の分泌量は急激に減少するといわれています。そのため、50代になると、肌はより乾燥しやすくなり、キメが粗くなります。
毛穴が今までよりも大きくなったと感じたり、毛穴が目立つことで数が増えたように感じるのも、乾燥が原因となっていることが多いようです。また、更年期は、女性ホルモンのバランスが乱れる時期でもあります。加齢によって肌のハリや弾力が低下しているうえに、女性ホルモンのバランスが乱れることによって、肌の調子は一層悪くなります。そのため、毛穴のたるみや開きなどの目立ちがとても気になるのです。
乾燥肌が引き起こす「たるみ毛穴」
50代の多くの女性が悩む「たるみ毛穴」の原因は乾燥です。肌の表面が乾燥すると、肌のキメが粗くなり毛穴の開きが目立ってくるようになります。
また、肌自身が乾燥から身を守ろうとして皮脂の分泌を促進させます。それにより、必要以上の皮脂量が分泌され、毛穴がつまりやすくなるという悪循環も起きてしまいます。
**たるみ毛穴・・たるみによって広がった毛穴で、肌がハリを失い、重力に逆らえずしずくのような形になってしまった毛穴をいいます。
保湿重視のスキンケアが大切になるわけ
50歳からの毛穴対策は、保湿に重点をおいたスキンケアをすることが非常に重要となってきます。乾燥によって毛穴が開くのを防止するためには、刺激をあたえないように優しく洗顔を行ったあとに、保湿成分がたっぷり配合されている化粧水をつけるのが効果的です。
できれば肌に化粧水が浸透したあとに、もう一度化粧水をつけて水分を補いましょう。その後は、水分が蒸発するのを防止するために、美容液や保湿クリームでフタをしてください。このように、徹底的に保湿をすることで肌に潤いをあたえ、毛穴が引き締まってくるのです。
日常生活の中で肌を乾燥させないポイントをご紹介
エアコンによる空気の乾燥に注意する
エアコンをつける機会が多くなるこれからの季節。室内の空気が乾燥しないように気をつけましょう。
エアコンを長時間つけていると、肌は乾燥します。エアコンを使う時間を短くする、直接風があたらないようにする、冬ならば加湿器も併用するなど、湿度に気をつけて乾燥を防ぎましょう。
紫外線を予防して乾燥を防ぐ
紫外線を浴びると、想像以上に肌は乾燥します。そのため、ふだんの生活の中で紫外線を浴びないように工夫しましょう。例えば、帽子よりも日傘を使って、顔まわりを広範囲にカバーしてあげるのがお勧めです。
保湿成分配合の洗顔石鹸を使う
スキンケアの基本は「洗顔」です。その時のポイントですが、保湿成分であるヒアルロン酸、セラミド、アミノ酸が含まれている洗顔石鹸を選ぶようにしましょう。洗顔により古い角質を除去し、その除去した毛穴から保湿成分を染み渡らせることで、乾燥を防ぎます。
顔の表情筋や深層筋も鍛えよう
この他、顔の表情筋や深層筋を適度に鍛えることもお勧めです。表情筋は、文字通り表情を作る筋肉で、皮膚のすぐ下にあります。一方、深層筋は、骨に付いている筋肉で、表情筋の下で表情筋を支えています。
深層筋は、ポンプのように血液を顔全体に送り届ける役割をしています。表情筋が衰えると、その上にある脂肪や皮膚を支えられなくなってしまいます。深層筋が衰えると、表情筋を支えられなくなったり、肌に栄養が行き渡らなくなります。そのため、表情筋と深層筋の衰えはたるみの原因となりますので、フェイスエクササイズなどを行い、適度な筋肉を維持しましょう。
既に大きくなってしまった毛穴を小さくするのは簡単ではありません。毛穴の悩みを改善するためには、保湿を心掛け、ふだんの生活の中でも常に乾燥を意識しましょう。
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