28Jun
最終修正日2019‐01‐24
一般的に、肌の衰えを感じ始めるのは40代からと言われています。これは、閉経に向けて女性ホルモンが激減することが大きな要因です。
この時期に急激に乾燥し始める肌は、深刻な肌トラブルを引き起こします。そして、加齢に伴い、年々遅くなる肌のターンオーバー(新陳代謝)が肌悩みを一層深刻化させます。回復が難しく、更なる悪循環を生むのです。
この記事の目次
肌老化が深刻化すると人相が変わってしまうことも
深いしわ、たるみ、シミ、くすみ、クマなどの肌老化は深刻化すると、人相が変わります。目じりやほうれい線などの深いしわに、たるんだ皮膚がかかることで、顔の印象は一気に老け込みます。
また、遅くなりがちな肌のターンオーバーを放置することによって、シミは濃くなり、くすみやクマが顔のトーンを暗くします。ここでは、50歳からの肌のお手入れの中でも特に「くすみ」と「クマ」に焦点を当てて対策をご紹介します。
50歳からのくすみ対策
メイクを落として鏡を見たときに、茶色のアイシャドウを塗っているように感じたことはありませんか?それが「くすみ」です。目の周りにできるくすみの原因についてご紹介します。
摩擦による色素沈着
目の周りの中でも特に瞼はアイメイク、そしてクレンジングで、擦りがちな部位です。実は、こうした毎日のアイメイクやクレンジングの摩擦が、目の周りのくすみの一番の原因なのです。
摩擦を与えることで肌のターンオーバーの周期が乱れ、古い角質が溜まって厚くなり、さらに目の周りのくすみがひどくなる…といった悪循環に陥りがちです。また、花粉症などで目が痒くてこすったりするのも目の周りのくすみの原因になるので、注意しましょう。
保湿
目の周りの乾燥を改善すると、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を促進することができます。すなわち、保湿をすることで、日々剥がれていく角質と一緒に色素沈着を追い出すことができるのです。
目の周りの皮膚は非常に薄いため、刺激のない化粧品を選ぶようにしましょう。
50歳の肌 クマの特徴
「寝不足になるとクマができる」とよく聞きますね。そんなクマを治すためにやみくもに睡眠を多くとったり、「血行不良かな…」と頑張ってマッサージをしたりしていませんか。
老けた印象や疲れた印象を与えてしまうクマですが、クマの原因の多くは寝不足だけではありません。クマは原因別に大きく以下の3つの種類があります。そのため、解消するには、3つのタイプ別に正しいアプローチが必要なのです。
青グマ(青クマ)
血行が悪くなることが原因でクマになっているので、目の下を押さえると血流により色が変化します。
黒グマ(黒クマ)
皮膚のたるみによって影ができ、クマになっています。そのため、上を向くとたるみがなくなり目立たなくなります。
茶グマ(茶クマ)
色素沈着なので、触ったり、向きを変えても変化はありません。
それぞれに合わせたクマ対策を
加齢を原因とするクマが黒クマと茶クマだといわれています。
黒グマ(黒クマ)は、加齢に伴い、下まぶたの皮膚がさらに薄く弱くなり、たるんで前に出てきた状態です。
目の下の眼窩脂肪(がんかしぼう)を支えている筋肉が緩み、その下に凹みができます。その影が黒く見えてしまうので、コンシーラーでも隠すことはできません。むくみが加わるとさらに目立つという特徴があります。黒グマ(黒クマ)の解消法は、コラーゲン強化とつぼ押しです。
茶グマ(茶クマ)は、小さなシミの集合体や、こすることによる色素沈着や角質肥厚などが原因でできるクマです。
どれもメラニン色素が関係しているので、シミ対策と同様のケアが必要です。したがって茶グマ(茶クマ)には、美白対策が効果的です。ビタミンC誘導体など美白成分が入った美白化粧品を使い肌ケアをおこないましょう。
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