20Nov
寒い季節が近づいてくると「冷えの症状がひどくなる」という方も多いのではないでしょうか。季節を問わず慢性的な冷えで悩んでいる女性も多いと言われていますが、冬は特に冷えが気になる季節です。
お肌にさまざまなトラブルを引き起こすことから冷え性は美容の大敵とも言われています。ここでは、冷え性が原因で起こるトラブルと改善方法をご紹介します。
この記事の目次
冷え性が原因で起こるトラブル
冷え性で手足が冷たくなるということは、血行不良が起こっているということです。血行が悪くなると、酸素や美容や健康に必要な栄養分が体に十分に行き渡らなくなってしまいます。そして、そのような状態が長く続くと、新陳代謝が低下しターンオーバーの周期に乱れが起こります。
ターンオーバーが乱れると、古い角質が剥がれにくくなりくすみの原因になります。さらに真皮が上手く再生されなくなると、シワやシミが起こりやすくなり老化が進みます。また、血行不良になると、体に余分な水分や老廃物が溜まりやすくなることから、むくみが起こりやすくります。
冷えは自律神経やホルモンバランスの崩れも招くこともあるので、肩こりや生理不順などのトラブルを引き起こすこともあり注意が必要です。
冷え性を改善しよう
冷えの主な原因は、偏った食生活、無理なダイエット、運動不足、喫煙、ストレスなど、生活習慣にあると言われています。冷え性を改善するためには、まず「冷えの原因は何か」ということを考えてみなければいけません。
体を動かすことがほとんどないという方は、ウォーキングやラジオ体操など、軽い運動でよいので継続して行うことを心掛けてみてはいかがでしょうか。筋肉を使うことで体温が上がるので、冷えの改善に効果的です。
食事制限のダイエットを続けている方は、食事で食べ物が体内吸収、分解されるときに熱が発生するので、食べないと体が冷えやすくなります。ダイエットをするときは、食べないダイエットではなく、バランスの良い食生活が続けられるようなダイエットを行うようにしましょう。
お風呂に浸かると体が温まり血液の循環がよくなります。効果的な入浴方法は、40度から42度程度の少し熱いなと感じる程度のお湯に10分程度浸かるという方法です。お風呂の中で手足を伸ばすなど、軽いストレッチを行うとより効果的です。
タバコは血行不良を招き、基礎代謝を低下させる作用があるので、喫煙はなるべく控えましょう。お酒を飲むと体が温まるというイメージがありますが、ビールやブランデー、焼酎、などは体を冷やしやすい飲み物なので、飲み過ぎには注意が必要です。
冷え性に効果的な食べ物
たんぱく質は熱に変わりやすいので、冷えが気になる方はたんぱく質を摂取するということを心掛けておくとよいでしょう。たんぱく質を摂取して定期的な運動を行うと冷えの改善に効果的です。
体を温める効果がある食べ物としては、しょうが、ねぎ、にんにくなどが有名です。また、大根、にんじん、ごぼう、れんこんなどの根菜類は、血行を促進する作用があるので、冷えの解消に効果的です。
ココアに含まれているポリフェノールやテオブロミンには、血管拡張作用があることが証明されているので、寒い季節はココアで体を温めてみるのもおすすめです。
旬の野菜や果物には冷えを解消する作用があると言われています。野菜や果物を選ぶときは、旬であるかどうかを意識して選んでみるもの良いようです。
『地上に育ったものは体を冷やし、地中で育ったものは体を温める』作用があると言われているのをご存知でしょうか。それに当てはめれば、キュウリやトマトは体を冷やす作用があり、じゃがいもやにんじんは体を温める作用があることになりますよね。体を冷やす食べ物か温める食べ物かどうかを判断するときの1つの基準として覚えておくとよいでしょう。
冷え性は美容の大敵です。これからは冬本番。冷えから体を守り、ハリとツヤがある美肌を守りましょう。