14Sep
睡眠不足は美容に悪影響を与えることは有名なので、「知っている」という方も多いのではないでしょうか。しかし、「具体的にどのような影響があるのか」ということまで知っているという方はそう多くはないようです。
毎日しっかりスキンケアを行っていても、睡眠不足が続くとその効果を十分に実感することができません。ここでは、睡眠不足が肌に与える影響を紹介します。
この記事の目次
睡眠と肌の関係
睡眠不足で朝を迎えると、肌の乾燥やザラつき、くすみを感じやすく、メイクのりも悪くなると感じる人も多いかもしれません。それには睡眠とホルモンが大きく影響しているからです。
肌はおよそ28日のサイクルで生まれ変わるターンオーバーを繰り返しています。ターンオーバーは24時間常に行われているのではなく、成長ホルモンというホルモンの分泌によって行われます。
成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されるため、睡眠不足はホルモンの分泌を妨げ、ターンオーバーの周期やサイクルを乱し、角質層のバリア機能を低下させて、肌の不調を引き起こしてしまうのです。
睡眠不足が肌に与える影響
肌のターンオーバーを促す成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、美肌を作りたいのなら睡眠は欠かせません。
睡眠不足により成長ホルモンが滞ると、肌が生まれ変わることできず、古い角質がいつまでも肌に残ります。このような状態になると、肌の弾力がなくなり肌の老化、しわやたるみが進みます。
さらに、睡眠不足で成長ホルモンの分泌が不足すると、ダメージを回復することができず、紫外線によるダメージがそのまま残りシミが目立つようになります。また、ターンオーバーが上手くいかなくなると、肌の表面が硬くなり、皮脂が排出されず毛穴に詰まりやすくなるので、ニキビもできやすくなります。
私たちは、眠ることにより成長ホルモンが正常に分泌され、肌や体調が整いやすくなります。夜22時から午前2時をさすお肌の「ゴールデンタイム(シンデレラタイム)」は、1日のうちで成長ホルモンの分泌量が最も急増する時間帯です。その時間に寝るのが難しいという人は、眠り初めの3時間の質を高めてみるのもおすすめです。
睡眠不足の解消方法
睡眠不足を解消するためには、寝る直前までパソコン、スマートフォンを見ていると刺激を受けて寝つきが悪くなるので、なるべく寝る1時間前にはパソコンやスマートフォンの使用をやめ、部屋の光を暗めにして、体も頭も休めるようにしましょう。
寝る前にリラックス効果があるアロマオイルを使用すると安眠効果が高まります。寝つきが悪きときは、リラックス効果が高いカモミールやラベンダーなどのアロマオイルを使用してみてはいかがでしょうか。また、ハーブティーにもリラックス効果が期待できます。
睡眠不足は美容の大敵です。仕事や家事で忙しく、ゆっくり睡眠時間をとることができないという方は、短時間でも質の良い睡眠をとることを心掛けましょう。