22Feb
更新日2019-03-12
だんだん日差しに暖かさを感じるようになると、春が来たと嬉しくなるものですが、この時期は「花粉」が気になるという方も多いかもしれません。
花粉は肌にも影響を及ぼす場合があります。花粉症ではないという方でもこの時期は肌が敏感になることがあります。花粉が原因で起こる皮膚炎を花粉皮膚炎といいます。花粉皮膚炎は朝の情報番組スッキリでも紹介されました。
ここでは、「花粉皮膚炎の特徴」と「花粉症皮膚炎の対処法」について紹介します。
この記事の目次
肌荒れも花粉症の症状
花粉症の症状といえばくしゃみ、鼻水、目のかゆみ、などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
これらの症状に加えて、花粉の季節になると肌荒れが起こり、肌に赤みやかゆみが起こるといった症状も花粉症の症状の1つだということをご存知だという方は少ないかもしれません。
【花粉皮膚炎 チェックリスト】
春先だけ(2月~4月)症状が出る
顔や首だけが赤くなったり痒くなったりする
肌荒れがひどく化粧ノリが悪い
これらの症状が出ている場合は花粉皮膚炎の可能性があります。くしゃみ、鼻水など一般的な花粉症の症状が現れていないとしても、花粉による肌荒れが出ることがあるので注意が必要です。
花粉皮膚炎の特徴とは
花粉の影響により起こる肌トラブルは「花粉皮膚炎」と呼ばれています。花粉皮膚炎は、主に2月~4月のスギ花粉の時期に発症することが多いので、これからの季節は特に注意が必要です。
通常、皮膚にはバリア機能があり、花粉が付着しても花粉から肌を守ってくれますが、乾燥肌や敏感肌の方はバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすく、症状が起こりやすいといわれています。
乾燥肌や敏感肌ではない方も、冬の乾燥により刺激された肌が春先は特にデリケートになるため、花粉皮膚炎の症状に悩まされることがあります。
花粉皮膚炎の症状
花粉皮膚炎は、上まぶた、頬、あご、首などにかゆみや赤み、乾燥などが現れる症状です。
かゆみに関しては、じくじくするように重い症状ではなく、ヒリヒリするようなかゆみを感じることが多いといわれています。目の周りがかゆくなり、赤く腫れたり、ぴりぴり、カサカサしてきたときは、専門機関を受診するようにしましょう。
花粉皮膚炎の予防と対処法について
スキンケアやメイクは刺激が少ないものを使用する
花粉の季節は肌が敏感になるので、いつも使っている化粧品でも刺激を感じて肌がヒリヒリしてしまうことがあります。
この季節、化粧品を使用するときは、なるべく低刺激のものを選ぶことが大切です。どうしても肌がヒリつくときは、ワセリンが配合されているもの、低刺激のオールイワンゲルにミネラルパウダーだけにしておくと刺激を軽減することができます。
クレンジングの中には刺激が強いものもあるので、ヒリつきが治まらないときは、この時期だけお湯で落すことができるようなメイクに変えるという方法もあります。
花粉を付着させないように注意をする
外出をすると花粉が付着するのは仕方がないことなので、帰宅をしたら必ず肌に付いた花粉を洗い流すことを心掛けておかなければいけません。
外出時は、花粉が肌に触れないようにメガネやマスクなどで肌を覆うと花粉から肌を守ることができます。また、髪に付着した花粉が顔に付いてしまうこともあるので、帽子を被ることも花粉の対策になります。
花粉を寄せ付けないスプレーを使ってみるのも良い方法です。
食生活の改善
肌のバリア機能の強化のためには、毎日のスキンケアが重要なポイントになりますが、食生活からのアプローチも重要です。
ビタミンC、Eには弱った肌をサポートする効果、ビタミンB群には代謝を促進する効果があるので、これらの成分が含まれている食材を意識して多く摂取することを心掛けてみてはいかがでしょうか。
春先は花粉症でない方でも肌荒れが起こりやすい時期です。その肌荒れの原因は花粉にあるかもしれません。
これから花粉の飛散量が増える時期がやってくので、花粉から肌を守り、毎日のスキンケアではバリア機能を高める保湿ケアに重点を置いて春先の美肌を保ちましょう。
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