20Feb
乾燥の季節はしっかりと保湿を行うことがスキンケアの基本です。そのため、「洗顔をした後に化粧水をたっぷりと使用している」という方も多いのではないでしょうか。
肌が乾燥するとしわやしみなど、さまざまな肌トラブルが起こりやすくなるので、肌に潤いを与える効果がある化粧水をたっぷりつけることは重要なことです。
しかし、化粧水はたっぷりつければつけるほど肌に良いというわけではありません。過剰なケアは逆に肌トラブルを招く可能性があるので注意が必要です。
この記事の目次
保湿ケアの目的とは
保湿ケアは重要だと言われているので、保湿ケアが持つ目的を良く分からずにケアを行っているという方も多いかもしれません。ケアを行うときには、目的を理解して行うことが重要です。
ここでは、まず保湿ケアの目的を紹介します。
肌に潤いを与える
肌が本来持っている潤い成分が減少してくると肌のハリや弾力がなくなるので、保湿ケアが必要です。
バリア機能を維持する
肌には外部の刺激から肌を守るバリア機能があります。肌が乾燥するとバリア機能が低くなるので、バリア機能の維持のためにも保湿は欠かすことができません。
肌のターンオーバーを保つ
肌には一定の周期で古い角質が剥がれ落ち、新しい角質に生まれ変わるターンオーバーの機能があります。ターンオーバーが正常であれば美肌を保つことができ、そのためには保湿ケアが必要です。
化粧水のつけすぎには注意が必要
肌に潤いを与えるためにスキンケアのたびにたっぷりと化粧水をつけているという方も多いのではないでしょうか。しかし、過剰なケアは逆に肌トラブルを招くことがあります。
肌は一定量しか吸収できない
化粧水はつければつけるほど良いというものではありません。もともと肌が化粧水を吸収できる量には限りがあります。余分な水分は蒸発しますが、蒸発するときに化粧水で肌に補った潤いまでも一緒に蒸発させてしまうので化粧水を過剰につけると乾燥肌の原因になります。
自ら潤う力を低下させる
肌は本来自ら潤う力を持っています。化粧水を過剰につけると、この肌が本来持つ力を低下させてしまいます。肌には天然の保湿因子が存在していますが、化粧水を過剰につけることで、天然の保湿因子も蒸発させてしまうことがあります。
水分が抜けやすくなる
化粧水をつけたときたは潤いを感じるものですが、潤っているのは、肌の表面の角質層のみです。たっぷりと化粧水をつけると角質層がふやけてしまいます。角質層がふやけると、バリア機能に乱れが起こり、肌の水分が抜けやすい状態になってしまいます。
つけ方にも注意が必要
化粧水をより肌に浸透させようと思い、時間をかけて手やコットンでパッティングをしているという方は、パッティングで肌を傷つけている可能性があります。コットンで長くパッティングをするとコットンが乾き、乾いたコットンが肌にダメージを与えることがあります。
化粧水の正しい使い方
適量を使用する
化粧水には、およその目安になる使用量が記載されています。使用量を守っていればつけすぎる心配はないのですが、適量には個人差があります。
記載させている使用量が自分の肌に対する適量なのかを知る方法としては、化粧水をつけた後の肌を触り、肌の状態を確認してみましょう。肌を触って肌がしっとり、ひんやりしていたら潤いは届いています。潤いが感じられないときは、再度同じくらいの量をつけて様子を見てみましょう。
優しく温めてつける
化粧水を手で擦りつけたり、コットンで強くパッティングをしてつけると角質層がダメージを受けます。化粧水をつけるときは、優しくつけることを心掛けておきましょう。また、手で温めながらつけると毛穴が開いて化粧水の浸透を高めることができます。
化粧水は正しく使うと高い保湿効果を実感することができますが、誤った使い方をしてると逆に乾燥を招くことがあります。正しいケアで潤いがある肌を保ちましょう。